2020年12月31日木曜日

年越しは,従妹が贈ってくれるお蕎麦です。


 

コチラの風習は少し違っていて,自分が子どもの頃,年越し蕎麦を食べていたのか記憶が定かではありません。

ひとつ歳をとるという意味で,新しい火であぶった「としもち」を食べていました。

蕎麦つながりの彼女とももうずいぶん会っていません。遠方の親戚は,冠婚葬祭でもないと会えません。自分が歳をとって動くのが億劫になっているのがわかります。

来年はいい年でありますように。なんだか本気で思います。やっぱり歳をとったのです。

2020年12月28日月曜日

お隣りさんは,おひとりでお暮らしです。


 


ご主人のお母様を見送られ,ご主人を見送られ,今はお母様を看ておられます。ご実家でです。ご苦労をなさっているのに,あかるく爽やかな方です。

ときどき,パンを焼きます。ときどき頂きます。
すてきな歳の取り方をなさっておられる素敵なひとです。




2020年12月22日火曜日

年の暮れには・・・

 





 
彼の母上にお会いしたのはもう10年以上も前になる。優れた思想家,詩人,作家,そんな人々は衰えない。彼女らの思考はさびない。歳を重ねても視線や物腰や,,なにやかやに自信があふれているのだ。彼にとっては母親でもぼくにとってはあこがれの人物だ。

たとえば谷川雁,たとえば吉本隆明・・同じ世界に生きて,同じ時代にいて,同じ書物の中に登場する魅力的な女性・・かれらのような人,彼女のような人物をアイドルというのだ。



2020年12月17日木曜日

年の暮れには美味しいもんが・・・





 福岡出身の友人たちは東京にいても福岡弁でしゃべっていた。磨きをかけていた。かれらはそうじてひとがいい。バカがつくほどいいやつらなのだ。

コロナのせいで福岡は近いのにずいぶん遠くなってしまった。もう一年,かれらの顔も見ていない。

ひとりひとりについて,ものがたりがある。だれからはじめよう。

2020年12月15日火曜日

年の暮れには美味しいもんがやってくる その五くらい

 


彼と別れてからもう20年くらいにはなる。ながく仕事をした仲間だ。生真面目ないい男だ。すがたかたちもだ。

長野へ帰って農業を始めた。単に実家を継いだのではなく,借金をしてキノコ作りをはじめ苦労したけれど,大成功している。彼のところのキノコ作りは,いわば工場での物作りに似ている。段階を追って成長していく,流れ作業だから休むことができない。手がかかるのだ。次々次々育って製品化されるから,毎日毎日,菌を植え付けて,それが成長していくのから,相手は生き物だから,休みはないのだ。

コロナは彼にも災いをもたらしている。これはもう未曾有の災害だ。

長野はやはり遠い。

2020年12月13日日曜日

年の暮れには美味しいもんがやってくる

 


北陸出身のかれはふるさとの名産品,さかなの詰め合わせを送ってくれる。

コロナのコロニー,密集地東京に住んでいるかれの顔を,もう一年は見ていない。みんな歳をとった。歳をとったというはなしばかりをするから,さらに年寄り臭くなるのだと・・・

さて,年賀はがきの用意くらいはしておこう。とは思う。