2018年11月4日日曜日

村上春樹のインタビューの絵を見た

早大への資料寄贈の記者会見。歳を取り過ぎている。そう思った。当然のことだけれど。僕の中の村上春樹は、ただ一度、ひとことふたこと、口をきいてもらったとき。彼はかなり若くて、もちろん僕ももっと若くて。そのころ彼はまだ、そんな大作家ではなくて。その後、好んで彼を読むようになっても、70年代のまま、彼は歳をとることなどなかったのに。いつでも若々しく、若者の旗手だったのに。ちょっと年上のアウトローだったのに。
彼は歳を取ってしまった。僕が歳取ったのだから当然なのだけれど。・・・僕も歳を取った。

2018年10月28日日曜日

角替和枝の訃報を目にした。

いろんな方が亡くなる。彼女も舞台で若々しく、つかこうへいの毒入りのセリフをキャピキャピとしゃべっていたなあ。タレントや役者の訃報に触れると思う。友人たちは無事なのだろうか、と。
古い友人たちは、元気でいるのだろうか。最後に会ったのがいつだったか、もう思い出せない連中がたくさんいる。最後に連絡が取れたのがなんだったかすら、わからない者たちが・・・きっと彼らは友人とは呼べないのだろう。僕がそうであるように、僕のことを覚えていない人の数の方が多いのだ、きっと。かつて関わった多くの友人たちが・・・彼らはかつての友人なのだ。
そんなことを思った。

2018年10月6日土曜日

クリストファー・トールキンという名前が気に入ったのは、J・R・R・トールキンの息子だからというわけではない。


ぼくは指輪物語全巻をとても急いで読んだ。ほとんど同じ時期に、僕にこの物語を貸してくれた人物が2人いたからだ。どうしても早く読み終える必要があったのだ。ぼくの指輪物語への思いには、2人の人物への想いが重なっている。