2024年8月9日金曜日

Kさんのキノコ

 



東京から見捨てられて長いときが流れた。Kさんも、ほぼ同じ時期に東京を離れた。けれど、かれは地道に農業に携わり、無から有を作り出す。キノコ栽培も奥さんとともに1からはじめた。もうずいぶんになる。季節ごとに自分で育てた作品を贈ってくれる。
私とはかなり違う生き方だ。私はただのフラフラなのだ。生き方もなにもない。ダラダラとゆらゆらと時間を流すのが私の流儀なのだ。
Kさんのキノコはうまい。

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